ヨロブン アンニョンハセヨ!
ソウル旅行記その4でございます。
今回は東ソウルバスターミナルから
高速バスに乗るぞっというところからスタートです。
このバスに乗るということは前回お話しました。
出発時間まで少しありましたので
それを待つ間バスターミナルの中を少し散策いたしました。
で、こんな売店を見つけました。
日本で言うキオスクというより、
町の駄菓子屋というか八百屋の野菜無し版という風情のお店です。
バスの中で食べるためでしょうか、
お菓子やみかんやパンや飲み物が山積になっております。
そんな中で僕が目をつけちゃったのがこちら
でっかいヤクルトみたいなものが常温で転がってます。
(あれ、スーパーでは確か冷蔵庫に入っていたような)
これは、韓国で大人気の定番商品「バナナ牛乳」です。
韓国語で「パナナウユ」ですね。
この間NHKのハングル講座でも紹介してましたよ。
飲んでみると、めっちゃ甘くて、バナナの香りが強い。
まあ、想像通りの味ではありましたが
とにかくこれをずっと飲んでみたかった僕は、
「おお。これがあのパナナウユかあ」などと感慨にふけっておりました。
でトイレにいったりなんかしているうちに時間になりましたので
高速バスに乗車であります。
もちろん回りは地元の方ばかり。
韓国語が飛び交っておりました。
指定席でしたので隣にはちょっと韓流アイドルっぽい感じの
20代前半くらいの若いお兄さんが、ずっとiPODを聞いてます。
バスはソウル市外に向かって高速道路をひた走ります。
約1時間くらいすると高速を降り下道へ。
ソウルとはひと味違う郊外の街といったところに差し掛かると
洪川(ホンチョン)バスターミナルにはすぐ到着です。
ついに、ほぼハングルだけの世界へと足を踏み入れたわけです。
ソウルなら英語が何とか通じますが
ここはもう無理。
せめてハングルくらいは読めないと苦労すると思います。
とりあえず、ターミナルの中へ入り、
目的地「ユチリ」までのチケットを買いましょう。
例によって料金表を見てみます。
これですよ。これ。
「ナンミョン」というアルファベット表記が見えますが
それ以外はハングルしかありませんね。
これはねえ、もうわくわくしますよ。
これでなきゃ、韓国の田舎に来た意味がないです。
ハングルを勉強した甲斐があったというもの。
地名の下(真ん中の白文字の下から3つ目)にちゃんと「ユチリ」と
書いてあるではないですか。料金は3100ウォンですよ。
僕だってこれくらいは読めるのです。
という事で窓口に行って切符はちゃんと買うこと出来ました。
(結局、ハングルで目的地を書いたメモを見せれば早いんですね。)
買えたんですが、
ただ、
その後がいけません。
沢山のバスが止まっていてどのバスに乗るのかが分らない。
(おいおい)
一応番号と大まかな行き先の書いてある看板は並んでるんですが
目的地らしいものがみつからないんです。
係員らしきアジュンマに尋ねるとメンドクサソウニ「シビ、シビ!」とおっしゃる。
つまりは、「12」のはずです。
でも、その12番の看板には「プサン」とかいてある。
止まってるバスの行き先表示も違う。
やっぱり、違うよなあ。
ちょっと離れた場所にいた
別の地元っぽいアジュンマにたずねたら、今度は早口でさっぱり聞き取れず
ゆっくり話してといったら苦笑いされる始末。
さっきまでの「わくわく」は完全に「どきどき」へと変化しております。
窓口にもどってもう一度出発時間だけ確認したら
もうすぐ出発時間ですよ。
あわててバス乗り場へ。
看板の数字「12」だけを頼りに探したら
さっきはいなかったバスがいて、
乗降口に立っていた運転手さんにチケットを見せたらこれだよと教えられ
なんとか無事に乗ることが出来たのです。
よかった・・・。
(ちょっと自信喪失)
さて、気を取り直しましょう。
今度は市内バスなので自由に座れます。
この座席の感じはテレビで見いていたものと同じですね。
アイドル村から買出しに行くとき乗っているのを
見ていたのでこんな事でも感動です。
そういえば、運転手さんに「ユチリ」といったら
すぐに納得したお顔になられてましたよ。
僕の風体がいかにもな感じに見えたんでしょうか。
さあ、ますます田舎へ向かってGOです。
もう、番組で見ていたような風景が次から次へと来るんですよ。
周りはもう田んぼと山とそして韓国軍。
北朝鮮に近い地域ですから沢山配置されているのでしょうか。
3箇所くらい通り過ぎました。
このピースサイン風の模様のある基地は
番組の1話か2話(青春不敗ですよ)でキムテウが歩哨に敬礼させていた部隊です。
軍を除隊した先輩だからできるんでしょうね。
それにしても、今度は終点じゃないので
またまたどきどきでした。
バスには電光掲示板があるので一番前に座って、ずっとそれをにらんでました。
見逃したら終わりだというプレッシャーの中で。
という緊迫した状況が続いていたのですが・・・。
突然、バス停でも何でもない場所でバスが止まります。
どうやら運転手さんが気を利かしてアイドル村の入り口で
とめてくれたようです。
チョンマル カムサハムニダ!
(ただ、帰りのバス停はどこなんでしょうね・・・。まあ、いいか。)
さて
これが、アイドル村の入り口です。
ここから左に入って少し山の方向へ歩いていくと目的地に到着となります。
という事で今回はここまで。
次回はアイドル村のその後をきちんとお見せしたいと思ってます。
ほんとに興味のない方、ごめんなさい。
今のうちに謝っときますね。
ではまた。
ット マンナヨ!